自分の身は自分で守れる防災をめざして

日本地図-大地震の起こる確率 災害

私は神奈川県川崎市に住む50代会社員です。
同じく50代の妻と大学生の息子の3人暮らし。
今までは、幸運にも大きな事故や災害にも会わずに生きてこられたけど、今後も無事でいられる保証はない。
これからは年老いていく人生だけど、だからこそ自分と家族を守るため、防災について考えて準備していきたいと思う。

災害時にひとりでも多くの人が助かる、救われることは大事だが、それにはまず、私たち一人ひとりが自分を守れる事が大前提になると考える。まずは、みんなが自分の身は自分で守れたら、次に自分の家族や近隣の人たちも助ける事ができるだろう。

巨大地震について

政府の地震調査委員会が公表している、今後30年以内に震度6弱以上の激しい揺れに襲われる確率を示した予測地図によると、東京都新宿区で47%、横浜市で38%だから、川崎市だと大体40%前後ってところかな。

出典:政府 地震調査研究推進本部

同じく今後30年以内で交通事故で負傷する確率は24%、交通事故で死亡する確率は0.2%らしいので、実はものすごく身近なリスクとも言える。
ちなみに航空機事故で死亡する確率は0.002%でめっちゃ低い。ついでに航空機事故で死亡する確率より空港までの移動中に事故で死亡する確率の方が高いらしいから、航空機ってすごく安全(確率的に)なんだね。

今から30年後というと、私は80歳超えてる。もしかしたら生きていないかもしれないけど、日本人男性の平均寿命は81歳くらいらしいから生きている可能性もなくはない。おそらくもうすでに仕事はしていないだろうし、車の運転もしていないだろう。
今でもだいぶ年は取っているけど、これからの30年は間違いなく年老いていく。もうどんどん体は動かなくなるし、死ぬまで付き合う病気になるかもしれない。そんな30年の間に40%、場所によっては五分五分以上の確率で大地震に遭う可能性があるなんて、想像するだけでも恐ろしい。だったら、まだ多少なりともムリの利く今来てほしいなんて事を思ってしまうくらいだ。

台風や豪雨について

私の住んでいる地域では、2019年10月の台風19号の際、多摩川流域の各所で内水氾濫が起きた。その時は自宅からほんの数十メートル先の地域が水に浸かったりと、災害をとても身近に感じたものだ。自分自身にはまったく被害がなかったのにもかかわらず、それ以降大雨が降るとあの時の記憶がよみがえる。

地震と比べると、台風や豪雨による水害の場合は対策しやすいことと、そうでないことがあると思う。
まず、ある程度事前に来ることが分かること。大雨は基本的にだいたい初夏(梅雨時)から秋にかけてが多いし、台風シーズンは7月〜10月頃だ。台風は発生時期が分かるし、おおよその進路予想も出る。大雨前線も同様に発生や移動の予測ができる。最近の天気予報はかなり正確で信頼性が向上している。そういう意味で、少なくとも数日前にはどこでどれくらいの被害が出るか予想が立つ、、、はずなのだが、なぜか毎年大きな被害が出るのは、やはり「想定外」のことが起こるためだろう。

大雨や台風シーズンは毎年やってくるし、地球温暖化の影響で年々被害が大きくなる傾向にある。「うん十年に一度」の今まで経験したことのない災害が今後も日本各地で起こることだろう。

その他の災害について

その他の災害としては、地震発生の位置により津波が起きたり、火災が発生したりします。地震や台風や低気圧の影響により高潮が発生します。地すべりや土砂崩れ等の原因は地震や豪雨によるものが多いです。天気が不安定な時には、落雷、突風や竜巻、雹などが発生します。冬には積雪による被害や雪崩もあります。落雷が原因で火災が起こることもあります。火山帯国の日本としては噴火による被害も無視できません。

また、自然災害以外にも人的災害として、大規模な火災、交通事故、列車、航空、海難事故や爆発事故、化学物質による汚染等があります。東日本大震災に起因する原発事故(原子力事故)も忘れることができません。

昨今、国際的に頻発しているテロや武力攻撃による災害や戦争なども、日本に住む私たちにも無縁とは言えなくなってきている脅威であり人的災害です。

私は自分自身や家族を守れるだろうか。

ときに人は最も重要なことを考えないという習性がある、といったことを聞いたことがある。
災害に備えるとか、防災について考えることは、分かってはいるけどなんだか億劫で後回しにしたい気分になる。それは、自分が痛い目にあったことが無かったり、今後も、「なんとかなるでしょ」程度に思っているからだろう。
実際、起きてほしくないし、起きなければいいと思っているし、起きないでくれと願っている。

災害時の備えとして何を準備したらいいか、たくさんの人が発信しているし、それこそ少しググればいくらでもヒントを得られる。それこそこういう時にはこういう問題があって、これが必要だから準備しておくべき、と理論的に説明してくれる。特に多くの人の意見が被っているところは、本当に大事なんだろうなと思える。

でもなんだか、それでいいのかな?と納得できない部分もある。
我が家にも懐中電灯やら、手回し発電ラジオやら、エマージェンシーブランケットやらを緊急避難用リュックに入れてあるし、飲料水や乾パンや長持ちしそうな缶詰や食料品なら多少準備はしている。でもなんとなく、何かが足りなくて中途半端な気がしているし、本当に使えるのかどうか分からないから安心できない。 自分の備えに満足していないのだ。

ではどうしたら安心できる防災への備えができるのだろうか。
今後はそのことを考えていきたい。

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